練馬区下石神井の茶道教室です 初心者の方もお気軽にどうぞ

 茶の湯では、立ち居振る舞いなど、人前に出て恥ずかしくないお作法を身につけることができます。

 茶道はお茶を立てるお点前を覚えたり、礼儀作法を習うということだけではありません。洗練された日本文化の奥深さ、季節感の大切さを学びながら、一服のお抹茶を楽しみます。

 茶道の精神を簡単にあらわす言葉は「和 敬 清 寂」(わけいせいじゃく)の四文字で、単に茶室内に限らず、人生万般みなこの四文字で律せられ、日常生活の規範となっています。
「和」は人と和らぎ、「敬」は相手を尊敬し、「清」は全てを清潔に、「寂」は侘び寂を尊び、派手なことを嫌うことです。

 茶室では、名誉も地位も財産も問題ではなく、みな平等で同じ茶室に同じお茶碗で立てられたお茶を飲みます。自然を愛し、互いに人に仕え合いながら人格、感性を磨く修練の場です。

 茶道に「一期一会」という言葉があります。その心は一度開かれた茶会では、それが生涯のただ一回限りの大切な時として、真剣に振舞うことを意味しています。茶会は真剣そのもので、自分を空しくして客に仕える心、客もまたその心に感謝し、そのもてなしに応えていくことで、自分にしてもらいたいことを、そのように人にも尽くすことです。

 あるドイツ人の大学教授から、世界に多くの芸術はあるが、日本の茶道のような総合芸術はないと言われ、改めて日本の文化の深さ広さを再認識しました。外国人に指摘されて一層この道が長い伝統を守り通した、日本文化の核心をあらわす総合芸術であり、生涯かけても極めることのできない深い道であることを確信し、誇りに思いました。

 
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